動物病院ブログ
- 2016.02.13
- 犬のジアルジア症
最近診断する機会が多いです。
通常の糞便検査では検出が低く、現在ELISAキットにより検出感度が上がっております。
子犬を中心として小腸上部に寄生し、急性ないしは慢性の下痢を引き起こす可能性があり、感染率も高いこと、さらには、人への感染という公衆衛生学的側面からも重要な感染症の一つです。
ジアルジアは栄養型虫体ではなく、シスト(外界抵抗力の強い殻に包まれた卵状のジアルジア)を口にすることで感染します。シストは、下痢ではない便の中に排泄され、土や水たまりなどの環境中に散らばります。
犬がこの汚染された土をなめたり、水たまりの水を飲んだりすると、ジアルジアに感染します。
治療は抗原虫薬を用いますが、1クールでの駆虫が難しいです。
多頭飼育の場合は全頭投薬する必要があります。
感染予防は「ひろい食いをさせない」「水たまりや河川や湖などの水を飲ませない」「便を放置しない」などです。
また感染した場合は、ケージなど犬の身の回りの物を熱湯消毒する必要があります。
通常の糞便検査では検出が低く、現在ELISAキットにより検出感度が上がっております。
子犬を中心として小腸上部に寄生し、急性ないしは慢性の下痢を引き起こす可能性があり、感染率も高いこと、さらには、人への感染という公衆衛生学的側面からも重要な感染症の一つです。
ジアルジアは栄養型虫体ではなく、シスト(外界抵抗力の強い殻に包まれた卵状のジアルジア)を口にすることで感染します。シストは、下痢ではない便の中に排泄され、土や水たまりなどの環境中に散らばります。
犬がこの汚染された土をなめたり、水たまりの水を飲んだりすると、ジアルジアに感染します。
治療は抗原虫薬を用いますが、1クールでの駆虫が難しいです。
多頭飼育の場合は全頭投薬する必要があります。
感染予防は「ひろい食いをさせない」「水たまりや河川や湖などの水を飲ませない」「便を放置しない」などです。
また感染した場合は、ケージなど犬の身の回りの物を熱湯消毒する必要があります。